書籍・雑誌

2018年3月10日 (土)

「断酒会にたどりついたあなたへ」(1)~(6)

公益社団法人全日本断酒連盟機関紙『かがり火』に連載されていました

拙稿「
断酒会にたどりついたあなたへ」(1)~(6)
が北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)にアップされました。
連載時より、各方面から「まとめて一冊のブックレットにしてくれ」などの
大変うれしいご意見をいただいておりましたが、
 
とりあえずはネット上での公開分を
ご活用いただければ
幸いです。
 
ご利用、ご活用の場合は出典の明示をお願いいたします。
 
ホームページ等へのアップを歓迎いたします。
その場合は「北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)」
資料であることを明記してくださいますようお願い申し上げます。
  
北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)
断酒会にたどりついたあなたへ(1)
http://hdl.handle.net/2115/62148

断酒会にたどりついたあなたへ(2)
http://hdl.handle.net/2115/62151

断酒会にたどりついたあなたへ(3)

http://hdl.handle.net/2115/62153

断酒会にたどりついたあなたへ(4)
http://hdl.handle.net/2115/62155

断酒会にたどりついたあなたへ(5)

http://hdl.handle.net/2115/62156

断酒会にたどりついたあなたへ(6)
http://hdl.handle.net/2115/62158
 

2016年12月18日 (日)

今日この頃

長く、長くブログを書いていませんでした。特に理由はありません。

他人様がブログをストップすると「な、何があったんだろう」と心配するのですが、

そうか、案外、こんなものかもね。

今、苦しんでいることは、3月の出張・研修計画。
会議や仕事はあるけど、授業がないこの時期、やはり少し遠出がしやすいかな、
という感じです。

3月の虹の会(身障酒害者のみなさまの集まりin岡山)に行きたい。
東大阪のシンポジウムにも行きたい(断酒会の方が準備をされてきたもの)。
しかし、両方行くと、10日間、どこかに滞在しなければならず、そんなお金と時間が
あるはずもありません。
「大学が出すでしょう?」
・・・そんなもの無尽蔵にあるわけないじゃありませんか(涙)。
これ、本当によく言われて、説明に苦しみます。

私だって断酒会の方に教わった500円玉貯金を地道にやっているんですよ。
そして3月の出張計画に今悩んでいるのは航空券をもっとも安く買える75日前までの
期限がせまっているからです。
困った、困った。

2016年9月 5日 (月)

断酒会からのお客様(Sさん)

思えばこの細々ゆるゆるブログ、『お酒を手にした未成年のあなたへー断酒会会員と家族からの手紙』刊行を機に始めたのでした。

職場に愛知県小牧断酒会のSさんが来てくださいました。

この方、『お酒を手にした未成年のあなたへー断酒会会員と家族からの手紙』を読んでくださって、「一通目 夢でよかった 五島列島福江島からの手紙」の舞台、福江島に、手紙を書いてくださったNさんを訪ねてくださったのです。

ついでにお願いしてみたら、なんと中通島まで行ってくださって、今は断酒会を離れた別のNさんご夫妻にも会ってくださいました。

そのSさん、9月4日の北海道ブロック大会に参加されたのですが、帰りに札幌に立ち寄ってくださったのです。日曜日にイベントがあれば、翌日の月曜日には新川断酒会という昼例会に参加されるとのこと。

待ち合わせ場所は銀杏並木。地下鉄で来られると思っていたら、新川断酒会のお三人が車でご一緒くださいました。

ほんの少しでしたが、学内をご案内して、正門でお別れしました。来週は大分で社会復帰一泊研修、月末は広島の50周年記念大会だそうです。

おつかれさまでした!

・・・しかし、このようなご縁、うれしいものです。早速、福江島のNさんにお便りしてみましょう。

そうそう、ご案内中の池のほとりで、アキアカネ発見。

赤とんぼですね。

もうすぐ刊行から3年です。この冊子、色んなご縁を連れてきてくれました。
しみじみ。

2016年7月 5日 (火)

違法じゃないから怖い

今年度も「社会問題としての飲酒」のクラスに断酒会からの
お二人、女性のNさんと男性のNさん。
体験談を話してくださった。

今年度の受講者のみなさんたちも、幻視、幻聴の話に目をまんまる。
そうだ、違法じゃないから怖いこともあるんだよ、飲酒って。

家族会からも2名が来てくださった。

朝早くに待ち合わせをしてくださって、どうもありがとうございました。


2016年5月30日 (月)

『レッド』で学びました

文化庁の何やら受賞作品とか。

『レッド』を読みました。

漫画です。

漫画にもよりますが、私、漫画でけっこう勉強してきました。

坂本龍馬周辺とか、完全に漫画。

で、『レッド』で何を勉強したかというと

70年前後の大学生たちの共産主義化。
山岳ベース事件。

事実に即しているとかで、

それぞれの登場人物に

「○日後に死亡」とか「○日後に逮捕」とかがこれでもかとついてきます。

全8巻のうち6巻くらいまではまだよかったんですが
リンチってこういうものかと・・・。

みんなもともとはごく普通の、いえ、たぶん普通よりまじめな人たち。

今まで、○○事件とか、名称だけを知っていたけれど、
この当時の大学生たちの事件、具体的にはわからなかったんです。
今、60代半ばくらいの方々・・・いわゆる市民グループでご活躍の
このくらいのお年のみなさまがたと重なります。

いや~。うわ~。私の感想はいろいろあるのですが、
なぜ、ここまでたくさんの他人を一度に信じることができたんだろう、これ、です。
いや、私も信じては騙されるってこと、ありますが、
こんなに人生というか命をかけてすぐに多数の仲間というものを
信じることができるだろうか。十代の頃でもできなかったんじゃないかな、
と思いました。2~3人だったらまだしも。

全8巻とあるのに、終わった感がしないストーリー。
続編があって、それが「あさま山荘事件」へと続きます。

2016年5月20日 (金)

『どうぞのいす』みたいに

『どうぞのいす』
この絵本読んだことありますか?

https://www.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&rl=yes&v=Qvv4q9DCy9E&app=desktop

(5~6分で終わります!ぜひご覧になってくださいね!)

上記、読み聞かせサイト!こんなのがあるんですね。

世の中がこんなふうになるといいのに。

次の人を思う心、やはり大切だと思います。
こんな一生懸命な行動を馬鹿にして笑う人もいる残念な世の中。
それでもやはりこんな行動が誰かを幸せにします。

2016年2月21日 (日)

木嶋佳苗さん本の一冊、タイトル忘れた!

木嶋佳苗さんって私がこの人のお名前を憶えているのがすごい。
最初はあんまり興味がなかったこの事件。

世の中の受けとめかたのほうが事件だったりして。

彼女の外見、容貌への言及があまりにも下品だと思った。
容貌をうりものにしている芸能人でもないのに。芸能人であってもあんまり。

写真なんかも悪意ある用い方。もし、この人が選挙に出るとなれば
きっと別人のように感じのいいポスターができたり、写真が出回るのだろう。

で、この人ご自身が書いたものは生々しいだろうと思ってさけたのだけど
時間つぶしに、この人を観察してきた人が書いたものを読んだ。

空港行きの電車の中で読み始めて、空港で読んで、搭乗前に捨てたので
(わあ、あ、古本です、念のため

あっという間に読めるものだったということだろう。ライターさんが書いたものだしね。

感想。
こんな人、そこいら中にいる。女の人ってこんなふうにありそうでなさそうな
この手のウソを固めながら生きている人がほとんど、は言いすぎか、多いんじゃ
ないだろうか。こんな人がそこそこ安定した人生を送ってる、こんなことできない人が
大小の不幸を経験してる、そんな気がする。この人もこの人なりの幸せを、
でも間違った方法で、求めていたのだろう。悲しい人。

以下、怒らないでくださいね。
高校の同級生と話したんだけど、「ねえ、私たちって、けっこういい人の方だよね」
(わあごめんなさい)。

いえ、いえ、いえ、私、じゅうぶんに俗物ですが、「そうかも」って言いました(笑)。

ちょっとびっくりしたのが彼女、「自助グループみたいなのに入った」っていうから
「何の?」って聞いたら、同世代の女性の友人がほしかったので、そんなものって・・・。

えええ~っ?!けっこう大きな驚きだよ!何それ。
東京には色々あるんだね。いいことあるといいけど・・・。
私は人間関係づくりに世代ってあんまりピンとこないんだけど。

ところが、「気が合わないこと」に驚いたそうだ。
自分が相手よりも上か下か。
劣等感があるならあるで、持って行き方もあると思うけど・・・その埋め方がすごい。
相手が何ものか「位置情報」を確認しないと安心できない。
嫌な人と言いながら笑顔でお付き合い(まあ仕事では必要なときもあるかも)。
高度なテクニックが必要だって、うわあ。
まあ、いい人もいると思うけど、ちょっとは。

私にも劣等感ありますが、ありますよ、たくさん。でもなんか違うの。

で、木嶋佳苗さん。もし、殺人が言われている通りのものだとしたら、それはやはり
あまりにも逸脱した行為でしょう。でも、それを除けば(それが大きいんだろうけど)
女の人が多かれ少なかれやるようなことをやってるだけのような気がした。
同性の知人だったら、そんなに嫌な人じゃなかったかも、どうかな。

自分を大きく見せる、よりよく見せる。それはご自由ですが、人間関係においては
それをずっと続けるなんて疲れるでしょう。だからどっちか消えなくちゃいけなくなる。
それが殺人だったというわけ?愛情はなくてもね、友情とか情は感じられなかったのかな。
だって友だち、多少いやなところあっても殺せないでしょう、
その前にだましてるのが怖いんだけど・・・。

今、話されていることがすべてウソだとしても、こんな人けっこう普通にいると思う。
それは男の人もじゃないかって考えてみたけれど、いやいやいや、違う違う。
うーん、サンプル数少ないか。
ただ、こんな事件(事件になってないケースでも)、
男性が被害者っていうものが圧倒的に多いでしょう。
表に出ていないものや、結婚っていうステージに移ったあとでも多いと思う。

事件内容に男女差ってあると思う・・・。男の人は結婚詐欺や詐欺まがいのこと
したとしても、相手を消そうとか殺人まではしないんじゃないかな。
あと、それなりの愛情がある一瞬はあるような気がするんだけど・・・どうかな。
もちろん、もちろん、人によるでしょう。

この人のブログがあることにも驚いた。
きれいめの手書きの文字に特有の人柄が表れているような気もした。

あまりにもそのへんの普通の女性すぎて、それが一番怖かった。

2016年2月 4日 (木)

私の視点 : 若者と薬物 飲酒に甘い社会が入り口に

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/60361

「私の視点 : 若者と薬物 飲酒に甘い社会が入り口に」が公開となりました。

これは2009年5月1日に朝日新聞に掲載されたものです。

図書館の方が朝日新聞さんにお願いしてくださってお許しをいただいたもの。

この記事掲載後、お子さんを飲酒事故で亡くされたお父様から
お電話をいただいたことを思い出します。
ご活用くださったとか。

これまでにも多くの方にご活用いただきました。
適切な引用をしてくださったみなさま、ありがとうございました。
どうぞみなさまこれからもご活用ください。
出典の明示と適切な引用にご協力いただければ幸いです。

ひとりごと: 写真が嫌で泣きたいです。
亡きK.F.さんが、「いったい誰がこんなひどい写真を」とおっしゃっていたことを
思い出します。・・・悪かったですね。

誌名: 朝日新聞

東京本社版朝刊17面掲載

Rights:
本著作物は、朝日新聞社の許可のもとに掲載しています。朝日新聞社の許可なく内容の全部又は一部を転載することを禁じます。(承諾書番号A15-1959)

資料タイプ: column

http://hdl.handle.net/2115/60361

2016年1月14日 (木)

総員玉砕せよ!―スーちゃんとか「女郎の唄」とか

『総員玉砕せよ!』
水木しげるさんの。

お亡くなりになってから、もう一度読もうと思って
図書館に予約・・・順位がすごい・・・でも一昨日まわってきた。
昨日借りて、やはり早く返さなくちゃねと、翌日返却。

本って読むの2回目でも「あっ」と思うことありませんか。

まず、表紙をめくった次のページに「スーちゃん」の歌。
これ、読ませていただいたブログ記事で知ったせつない歌。
You Tubeにもたくさん出ています。
こんなに知られている歌だったのね。

兵隊さんたちが繰り返す歌のコマがあって、

私はなんでこのような

つらいつとめをせにゃならぬ

これもぜひない親のため

そうだよね。だれも喜んでこんなつとめはしない。
どうすることもできなかったのが悔しい。

そう思って読みすすんでいたところ、「あっ!」

これ、「女郎の唄」と呼ばれる歌だったのです。
慰安婦の人たちがいるところはこの書でも「ピー屋」と
呼ばれています。

兵隊さんたち、兵隊としてのつらさを歌にするよりも
慰安婦のみなさんの口を借りる形でつらさを
繰り返し歌ったのではないでしょうか。

戦争法、安保法が可決されてから、なんだか世の中の反戦ムードが
少しだけ下火になっているような気がする。
どうせ可決したんだからもう終わりと思ってるのかな。
一般の人には関係ないと思ってるのかな。
選挙の争点だってズレたり、ぼやけたり。

それでもやはり絶対ダメ。
戦争に少しでもつながる可能性のあるものはすべてダメ。
改憲ダメ。いい憲法があるんだからもういいでしょう?
それより悪いものをどうにかしなくちゃ、でしょう?

わかりやすい言葉での発信を続けてほしい、続けたい。
簡単な言葉であっても反戦の思いをくみ取ってほしい。

3万円のバラマキはわかりやすい、それと同じようにわかりやすく
「戦争またしたいですか?」と。

同書で水木しげるさんがあとがきに書いている。

靴下と兵隊は消耗品だった、と。
水木さんの仲間たちは靴下以下の扱いを受けて死んでいく。
隣の人が消耗品扱いされるのを許せば次はあなたの大切な人が消耗品になる。

2015年11月18日 (水)

「ほんとうに人間はいいものかしら」

タイトルは知っている人は知っている、ある絵本のせりふ。

毎年、11月の誕生日を祝ってもらったら、いただいたそのお気持ちを
誰かにおすそわけしたくなって、年末まで考えるのはその1年に大切な人を
亡くされた方々のこと。

言葉ってどうもむずかしくって、そんなときにお贈りすることがあるのは、
絵本、新見南吉の『手袋を買いに』です。

「うちのひと」と呼ばれていたご主人を亡くされたあの人、
きっとお子さんたちやおまごさんと読んでくださるかな。
お母様を亡くされたあの人、う~ん、ちょっとためらうなあ、やめとこうか。
私が贈られたらどうかなあ。

小さな狐には、なぜか父の子ども時代が重なり、
お母さん狐は祖母のことを思い出すようなことがあった。

それがあるときから、小さな狐が私になり、
あの人になり、この人になり、
お母さん狐が私になり、
小さな狐とお母さん狐が、お互いを思いやる恋人同士になり、
いい友達関係になり・・・。
こんなふうに一瞬でもいたわりあえる人間関係じゃなければ
もう要らないと思うようになった。

「ほんとうに人間はいいものかしら」

狐のお母さん、つらい思いや苦しい思いがあっても
大切な小さい狐がいて、こんな言葉が出てきたのかしら、
と思う。だとしたらいいかな。

今日、ドラマで、偶然この物語が取り上げられていて、
女優さん(名前忘れた)が小さい子から
「どうしたの、ヒロちゃん」と声をかけられて、
思わず涙ぐむ、そして「泣かないで」って声をかけられて
涙がとまらなくなる。私も一緒に泣いてしまった。
毎回、絵本や小説の一節が胸にせまる。

『手袋を買いに』はネットの青空文庫で読めます。
↓誰かを信じたい人、これ、読んでね。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/637_13341.html