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2016年12月27日 (火)

2016年の感謝をこめて

 今年も1年をふりかえる頃となったのですね。

お変わりありませんか。
私は…
 今年1月から2月にかけて、研究休暇を利用して北米の自助グループ、
アルコール依存症回復のための施設を訪ねることを許されました。
 カリフォルニア州にあるベティフォードセンターは、ご存じのように
アルコールを含む物質依存を克服した大統領夫人の名を冠した施設です。
高額な施設利用料もさることながら、随所に圧倒的な寄付金社会の力が感じられ、
依存症の人々を取り巻く環境の差を感じました。
 ここでお昼をいただきましたが、定食になっているとはいえ
メイン(お肉、お魚など)の選択肢があること、栄養のバランス・お味、
サラダバーにカロリー別デザート、何をとっても素晴らしく、
同様の施設が日本に誕生するのはいつ頃になるのかと複雑な気分でした。
 もう一つひっそりとした小さな施設を訪ねることができました。
最悪の状態を脱した女性が過ごすHouse of Hope(希望の家)です。
普通の一戸建てのお家で、管理者のもと8人ほどが共同生活。
清潔で心地よくベティフォードセンターに勝るとも劣らない環境が用意されています。
どちらの施設にも言いっぱなし・聞きっぱなしのコミュニケーションの時間があるのですから。
 
  社会復帰を目指すみなさまの中間的な場、日本にもこういった施設が各地に
広がることを期待しています(断酒会のみなさんの運営によるグループホームや
作業所も応援しています、力がなくて申しわけありませんが)。
 ○○○の自助グループでは、2003年以来お世話になっているCさんに再会。
新しい方も加わって、色々お話しくださいました。まさかの日本の大学関係者らの
乱暴な調査の話が出て本当に残念でした。
 2月の東北大学(宮城県断酒会のセミナー)に始まり、今年も各地のイベントで
お世話になりました。3月の岡山(虹の会)でも全国のみなさまにお目にかかることが
できました。
 6月の「北海道アメシストの集い」(札幌)ではワークショップスタイルで
お話しさせていただいたところ、来年(旭川)も続編?の講師として
お招きいただくことになりました。JR旭川駅の木のにおい、楽しみです。
 
 8月には北海道の砂川市で講演…の予定だったのですが、
大雨による土砂災害により10月に延期、砂川市など6市からの
行政のみなさまを中心に拙い話をさせていただきました。
災害とアルコールは仲良し(よくない意味で)。やはり復興を目指す地域の
みなさまのお酒が気になります(熊本・大分、そして東日本大震災の
被災者のみなさまもまだまだ「酒害」と向き合っていらっしゃいます)。
 11月には久しぶりに東京の本部例会へ。○○の断酒会員の方(Aさん)が
東京へ転勤、とは伺っていたのですが、その方が晴れやかな舞台で断酒1年の表彰!
スピーチ途中、客席で手を振る私に気づいてくださって、「○○○…?」(笑)
酒なし忘年会では「酒乱やみ五人男」(東京断酒新生会恒例)を演じられるそうです。
東京のみなさんがAさんの断酒を心から喜ばれているのがわかり胸があつくなりました。Aさんもとってもうれしそうでした。
 12月は香川県高松市へ。全国大会です。前日行事の日、駅前から会場まで、
虹の会(身障酒害者の会)の方、アメシストのお二人とご一緒しました。
車中の1時間強があっという間でした。途中、おうどんもご一緒しました
(これはちょっとはずれだったかもしれません、調査不足でした)。
 もちろん今年も5月には家族会、7月には断酒会のみなさまが
「社会問題としての飲酒」の講義室へ。
遠隔受講の北見工業大学の学生さんたちもモニター画面を通して質問してくれました。
 さて、今年、断酒会関係で一番うれしかったことは何かと問われたら…。
『お酒を手にした未成年のあなたへ―断酒会会員と家族からの手紙』の一通目
「五島列島福江島の手紙」を読んでくださった愛知県・福岡県のみなさまが、
7月、この手紙のNさんを福江島にお訪ねくださったことでしょうか。
 実はこのNさんにこのご計画を伝えようと2か月間何度も何度も電話をしたのですが
出られない―どうなることやらと思い悩んでいたのですが、
それでも旅に出る断酒会員のみなさま―なんと住所を頼りにNさんのご自宅まで!
大きい声でお名前を呼んでも出てこられない、悲しいことに、Nさん、お耳が
ほとんど聴こえなくなっていたのだそうです(だから電話に出られなかった)。
Nさん、どんなにか喜ばれたでしょう。みなさま、ありがとうございました。
 そればかりか、別の島(中通島)に断酒会を離れてしまった方もおたずねくださいました。また福江島と中通島を訪ねる約束をしてこられたそうです。その場合はぜひ日曜日か
第三金曜日に。毎週日曜日、Nさんはカトリック福江教会の礼拝が始まる1時間以上前から
お祈りの席に静かに座っていらっしゃいます。第三金曜日の午後1時からは五島保健所、
もちろん例会です。
  断酒会についてあまりいい話が聴こえてこない今日この頃、各地で断酒会を
必要としている人々のために、いつでも「そこにある」、誰にとっても居心地のいい
コミュニケーションの場であってほしいと思います。
 年末年始、大みそかも元旦も各地の断酒会のドアが開かれています。デパートの
元旦営業は大反対、断酒会の開放は大賛成です
(ただし、訪ねる方も迎える方も、年末年始はご家族と、あるいはお独りで過ごす方も、
それはそれ。どうぞご無理はなさらないでください)。
  2017年もどこかでお会いしましょう。                               
 
  2016年の感謝をこめて

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