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2014年12月 9日 (火)

『中学校のシャルパンティエ』の季節

勤務先に「いつかこんな人になれたらいいなあ」と
思う人がいらっしゃいます。
残念ながらこんなふうに思える人、数はそう多くありません。

お好きな音楽はクラシック、特にショスタコーヴィチなのだそうです。
その先生と音楽ってなんだかとっても意外でびっくりしました
(一瞬で、そんなに意外でもないか、と思いなおしましたが)。

客員講師としてアメリカの大学に勤めていたとき
「寂しい教員の集まり」というのに呼ばれました。
様々な都合により家族と別居していらっしゃる方など、お独りの方の
集まり。そこで口にしてはならない"S-word"のかわりに
用いられていたのが、"Ssssss-ショスタコーヴィチ!"
ショスタコーヴィチさん、お気の毒。

ご一緒した一人に「ああ言えばインテリだと思われるとかんちがいして
いるんだよ、真似しないでね」と言われたことを思い出します。
色々聴きたくない話も出てくるし、もともとパーティは得意ではないので
一回で行くのをやめました。

さて、私は、音楽、好きですよ、大好き。
でも、クラシックに限らず、詳しいといえる音楽ジャンルがありません。
クラシックファンの方の記憶力、ただただすごいと思います。
私なんて「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を歌い始めたら(鼻歌)
いつのまにか「四季」の「春」になるんですから。

それでも好きなものは好きで・・・例えば、イ・ムジチの演奏スタイルは好き。
故郷と関西でコンサートに行った回数は2回(だけ)。
関西ではアンコールに「赤とんぼ」を演ってくれて、
それが私のベストです(泣いてしまったことを思い出します、
だって、15でねえやが嫁にいくんですよ)。
でも、目隠し状態で、イ・ムジチの演奏を聴かされたとして、
他と区別できるかといわれたらそんなことできません。

ところで、こんな音楽の話をしていたら、きまって思い出すのが
『中学校のシャルパンティエ』、小谷野敦のエッセイです。
アマゾンにレビューを書いているので探してみてくださいね。
読んだうれしさでいっぱいの気持ちのまま書いたレビューです。
レビューは書いては消し、なのですが、これはなぜか消せません。
クラシックから「みんなの歌」の名曲まで。
「そうそう、そんなふうに聴いて楽しめばいいんだよ、音楽って」と
読む人に語りかけるような内容です。

「ところで小谷野敦ってだれ?」

10年と少し前に一大ブームを巻き起こした『もてない男』の
著者です(これもおすすめですよ、実は読書ガイドとしても楽しめます)。
禁煙ファシズムという言葉でも知られているようです。
ちょっとくせのある人のようですが、
『中学校のシャルパンティエ』は「白い小谷野敦」が
書きおろした珠玉の音楽エッセイ、と思っていただければ。

みなさまもいかがですか?

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