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2014年6月17日 (火)

旅先での孤独

「よく独りで旅行できるね」
・・・と大叔母はじめ、色んな人から言われる。

「そういう予定を立ててしまったら、もうしょうがないし・・・」

「独りでホテルに泊まったり、食事したり平気なの?」
「それは、うん、全然平気。
あ、でも幽霊が出そうな古い旅館やホテルは平気じゃない」

でも、まあ、独りで何かをするのは、
どちらかといえば平気なほうではあるのかもしれない。
嫌な人と「つるむ」よりも独りのほうがずっと心地いい
と思うこともしばしば。

小学生の頃から、独りで寝台列車に乗っていて、
怖いとか寂しいとか思ったことはなかった。
周囲の多くのおとなにお菓子なんかいただいたりして。
町中で育ったせいか、家が忙しかったせいか、
外での食事も平気だったし、
そもそも家にいても家族以外の大人たちが常にいたし。
そんな中では、家族団らんというよりも、大勢の中での
「独り」という感覚があったんじゃないかなとふりかえる。

後年、
独りで食事をするのが怖い、それだけではなくて、
独りで食事をしているところを見られるのが怖い、
という人がいると知った。
「便所飯」という嫌な言葉もあるくらいだし
(これは本当にどうにかできないものだろうか)。

「便所」といえば、小学生の頃から、
トイレに行くのも友達と一緒、なんていう子がいたなあ。
まあ、私も、廊下で一緒になれば一緒に行くことは
あったかもしれないけど。

授業の選択も友達と一緒。サークルも、何もかも…。わああ面倒。

・・・ところが、こんな私でも、
どうしようもない孤独感に襲われる瞬間がある。
例えば、ここ数年のことなのだが、場所は空港の待合ラウンジ、
さらに、むずかったり、泣いたりしたりしている子供を
やさしくなだめているお母さんを目にするときである。
平気なときは平気なんだけど。

もうこの世にはいない家族と旅行したときのことを思い出すのだろうか。
それとも私にはもうあの母親のようなことをするような機会がないことを
思ってのことだろうか。

胸にせまるときもあって、そんなときは決まって読書を始める。

北米の空港では80をとうに過ぎたような仲良しのご夫婦に
遭遇することがある。
これは空港に限らないけれど。
手をつないでいたり、いたわりあっていたり、とても幸せそう。

こんな未来予想図はまだ思い描くことをやめられない。
しかし、こんなことこそが、とてもつもなく大きな夢のような気がする。

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